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ぎっくり腰と椎間板ヘルニアの違いとは?その見分け方をお教えします!

 
What is the difference between a tight back and a herniated disc? I will teach you how to distinguish them!
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ある日突然、何かのタイミングで凄まじい激痛としびれに襲われてしまった。。。

「何なんだ、この激痛としびれは!?」

「ウッ、またぎっくり腰?でも今日は何か様子がおかしい。。。」

もしかしたら、それは「椎間板ヘルニア」かもしれません。

そこであなたは以下のように考えるのではないでしょうか?

  • 「ぎっくり腰」は何度かしているけど、今回はしびれがあって今までとは違うようだ
  • このしびれがいつまでも残ってしまったらどうしよう
  • そもそも「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」って何が違うんだろう

そこで今回は、「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の違いと、その見分け方をお教えしたいと思います。

この記事を読むことにより、治療方法の異なる両者の特徴が良く解り、今後の治療方針を決められることでしょう。

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の特徴

 Features of "Acute Low Back" and "Herniated Disc"

まず、「ぎっくり腰」の特徴です。

ぎっくり腰は「非特異的腰痛」といって、レントゲン所見上、骨や周辺組織に異常は見られませんが、「腰の捻挫」と表現されるように、腰部の筋肉や靭帯、腰椎椎間関節の関節包などに傷が付き、炎症を引き起こし、激痛を発症させます。

次に、「椎間板ヘルニア」の特徴です。

椎間板ヘルニアは、レントゲンでは見えにくいのでCTやMRI診断に回されることが多く、CTやMRI所見上、「椎間板の後方への突出」や「髄核の漏洩」が確認でき、急性期の場合、神経・周辺組織に炎症を引き起こし、激痛を発症させます。

簡単に言うと、ぎっくり腰は「腰の捻挫=ケガ」で、椎間板ヘルニアは「椎間板の変形=ケガではない」と表現できます。

ただし両者とも急性期の症状として、炎症を引き起こし、共に激痛を発症するという点では酷似しています。

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の見分け方

 How to distinguish between "acute low back" and "herniated disc"

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の見分け方は、次の①~③で確認できます。

腰部以外(お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先)に痛み・しびれがあるか、ないか

「ぎっくり腰」は「腰の捻挫=ケガ」なので、激痛箇所は局所的で、腰部だけに限定されます。

一方、「椎間板ヘルニア」は「椎間板の変形=ケガではない」ので、腰部に激痛は発症しますが、腰部以外にも、お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先のいずれかに、痛み・しびれが発症します。

例えると、「川の上流と下流」です。

椎間板ヘルニアが発生してしまった腰の患部が「川の上流」で、腰部より下にある、お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先が「川の下流」です。

「川の上流」が汚染されると、「川の下流」も一緒に汚染されてしまうイメージです。

前かがみになると痛み・しびれが増強するか、しないか

この確認方法は、激痛が発症した初日から2~3日経過した後にやって欲しいのですが(発症直後には、痛すぎてこの方法はできないので)、もし前かがみになって痛み・しびれが増強したら「椎間板ヘルニア」である可能性が高いです。

理由は、痛み・しびれを伴う椎間板ヘルニアの大半が「後方への突出・漏洩」なので、前かがみになると、椎間板ヘルニアが更に後方に追いやられ、神経への圧迫・炎症作用を増強させるからです。

単なるぎっくり腰であれば、前かがみになって極端に痛みが増強することはありません。

症状が出ている期間が短いのか、長いのか

「ぎっくり腰」の場合、あくまで「腰の捻挫=ケガ」なので、皆さんも一度は経験したことのある「足首の捻挫」と同様に、正しい処置が行われていれば、激痛は2~3日で収まり、長くても1週間以内には終息します。(期間が短い)

一方、「椎間板ヘルニア」の場合は、「ぎっくり腰」の治癒期間と比べると、時間が比較的長く掛かり、腰部の激痛が収まるのに約1週間、お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先の痛み・しびれが軽減するのに約1ヶ月~2ヶ月ほど、普通に生活できるようになるのに約2~3ヶ月ほど掛かります。(期間が長い)

 

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の密接した関係性とは?

 Close relationship between "acute low back" and "herniated disc"

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」には非常に密接した関係があり、「ぎっくり腰」を繰り返すうちに「椎間板ヘルニア」に発展する可能性が高く、当院の臨床経験上、非常に多いケースです。

理由は、「ぎっくり腰」を繰り返すと椎間板に傷ができてしまい、それが亀裂に拡大し、結果的に「椎間板の後方への突出」や「髄核の漏洩」まで発展してしまうからです。

イメージで表現すると、「悪い姿勢の習慣化 → 慢性腰痛 → ぎっくり腰 → 椎間板ヘルニア」という悪い流れがあります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の特徴は、

  • ぎっくり腰は「腰の捻挫=ケガ」、椎間板ヘルニアは「椎間板の変形=ケガではない」
  • 両者とも急性期の症状として炎症を引き起こし、共に激痛を発症するという点では酷似している

です。

また「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の見分け方は、

  • 「ぎっくり腰」は腰部だけに激痛がある
  • 「椎間板ヘルニア」は腰部以外に、お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先に「痛み・しびれ」がある
  • 「椎間板ヘルニア」は、前かがみになると痛み・しびれが増強する
  • 「ぎっくり腰」は通常2~3日、長くても1週間以内に激痛は収まる(期間が短い)
  • 「椎間板ヘルニア」は、腰部の激痛が収まるのに約1週間、お尻・太もも・すね・ふくらはぎ・足首・足先の痛み・しびれが軽減するのに約1ヶ月~2ヶ月ほど、普通に生活できるようになるのに約2~3ヶ月ほど掛かる(期間が長い)

です。

そして「ぎっくり腰」と「椎間板ヘルニア」の関係性は、

  • 「ぎっくり腰」を繰り返すうちに、「椎間板ヘルニア」に発展する可能性が高い

です。

激痛が発症した直後の症状は酷似していますが、メカニズムは「似て非なるもの」です。

「ぎっくり腰」だと思って治療していても、もし「椎間板ヘルニア」だったら、その治療法だと症状は改善しません。

この記事を良く読んで、ご自身の症状が「ぎっくり腰」なのか「椎間板ヘルニア」なのかを正しく判断して、今後の治療にぜひお役立て下さい。

 

【追伸】

東京・自由が丘にある「もり整体院」には、椎間板ヘルニアによる痛み・しびれで悩んでいる多くの方が、日々ご来院されています。

そこで初診時にいつも感じるのは、「椎間板ヘルニアが改善しない理由」を知らない方がとても多いということです。

痛み・しびれには必ず原因があり、その原因に対する正しい治療が行われていれば、痛み・しびれは改善できます。

しかし一般的な病院・整骨院などでは、「椎間板ヘルニアの本当の原因」と「改善しない理由」についてしっかり説明してもらえず、治療方法も「何となく腰のあたりだけを、ぼんやりと治療している」のが現状です。

当院は椎間板ヘルニアで悩める方を一人でも多く救って差し上げたい、また当院の技術はそのような方のためにあると考えています。

なのでもし、あなたがお一人で悩んでいらっしゃるなら、ぜひ一度当院にご相談下さい。

 

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